【ネタバレ解説】ディメンションクエストのストーリー解説
ディメンションクエストのストーリー解説です。ネタバレがガッツリありますので、未プレイの方はご注意ください!
※鮮度大地の解釈によるざっくり解説ですので、用語などが間違っていたり認識が間違っていたりするかもしれません。気になる方は、ぜひプレイしてみてください!
登場人物
・黄泉 柳仁
今作の主人公。友達がおらず平和で退屈な毎日を送っている。龍騎や豹牙は親友同士。常に一歩身を引いた態度を取りがちだが、本当は熱い心の持ち主。
・紅 椿
今作のヒロイン。柳仁と同じく、次元のはざまに囚われている。何か隠し事をしているようだが、一向に口を割らない。
・高渕 龍騎
ゲーム好きの高校生。カードゲームに詳しく遊戯王やヴァンガードを柳仁たちとよくやっている。学校をよくサボる。
・零坂 豹牙
柳仁の1番の親友。なんだかんだ柳仁の身を1番心配してくれている。戦闘ではかなりの強さを見せる。
ストーリー解説
【はじまり】
主人公の「黄泉 柳仁」は、退屈な日々を過ごす高校生。中学時代の親友である龍騎と豹牙は、別の高校に進学してしまった。
この日もまた、屋上で2人に電話をかける柳仁だったが、改めてこの生活がつまらないと再認識。友達がおらず、まさに"孤独"とも言える柳仁。
しかし、電話を切ると黒いローブの何者かに声をかけられる。私があなたの生活を変えてあげられる、と。
相手にもしなかった柳仁だったが、屋上からの階段を降りると──そこは、なんと廃校のような場所だった。
目を疑う柳仁。しばらく探索していると、ゼリー状の魔物に襲われる。
そのピンチに駆けつけたのが、「紅 椿」。彼女は魔法を操り、柳仁に銃まで授けてくれた。
そして椿は語る。この世界は次元のはざまであり、ここに侵入した人間は元の世界には帰れないと。だが、帰る方法があるかもしれない──2人は、その糸口を見つけるため、廃校にも似た次元のはざまを冒険することにした。
【親友との再会】
ネズミやネコ、ペンギンの力を借りて先に進む2人だったが、柳仁をこの世界に誘ったとされる黒いローブの何者か「ヴァンパイア」と再び相見える。
やっとの思いでそれを退けるが、椿が怪我を負って一時離脱。保健室で休み、再び冒険へ。
そして「ゾンビ集団」などの驚異に立ち向かい、そして再び現れた黒いローブの何者かたち。
なんと、彼らは柳仁の親友「高渕 龍騎」を襲っていた。そして、槍使いの龍騎も仲間に加え更に次元のはざまを進む柳仁。仲の良い親友が加わったことで、安心感を得る柳仁だったが……その傍らで、苦い顔をする椿がいた……。
その後、またもや黒いローブの何者かに襲われていた親友の「零坂 豹牙」も仲間に加わり、柳仁の冒険は賑やかとなる。だが、椿は更に苦い顔をしていた……。
椿は度々、柳仁や椿の武器を授けてくれるが、そこに龍騎や豹牙のものはなかった……。
【真実を求めて】
椿と、そして親友2人と共に進む柳仁だったが、まるで『何者かが拒んでいるように』親友2人がどこかへ飛ばされてしまう。
そして、苦難を乗り越えなんとか合流した4人。
襲い来る黒いローブの何者かたち。そして、柳仁に「真実を知れ」と忠告してくる。
先に進む度に、真実とは何かを考え始める柳仁。そして、最後の黒いローブの何者かに告げられた真実は──。
【驚愕の真実】
あまりに都合の良すぎる力を持つ椿。この世界のことをよく知っているし、柳仁の名前も初対面でぴしゃりと言い当てていた。
そして、柳仁が知った真実。
それは、この次元のはざまを作り出したのが椿であるということ──。
「俺を帰すつもりはないんだろう?」問い詰める柳仁。そして椿は真相を語り始める。
椿は、柳仁の通う高校にいた女子高生だった。ある日、椿は不良に絡まれていた。そこに助けに入ったのが柳仁であった。何も言わず去る柳仁に、恋心を抱いた椿。
それからというもの、椿は柳仁の動向を監視するようになった。柳仁に友達がいないことも、柳仁が学校の外で親友たちに会っていることも。
なんとしても柳仁と一緒の日々を過ごしたい。
そう考えた椿の元に、「次元生成装置」が出現する。それこそが、この一連の騒動の黒幕だった──
あの日、屋上に現れた黒いローブの何者かは、そしてこれまで戦ってきたのも全て、椿と椿の使役する存在だった。何やら、上位の存在ほど椿の記憶を改竄する能力が効かなかったらしい。
そして椿は言う。柳仁が生み出した現役たる龍騎と豹牙を次元のはざまから消去し、柳仁と2人でこの世界で"永遠に"生きていきたいと。柳仁の記憶を奪って。
椿を問い質すものの、柳仁たち3人はチート技の前に為す術なくやられてしまう。
そして逃げた椿を追い、次元のはざまの地下に潜入。くぐり抜けた迷路の先に、魔法陣。
椿からの伝言がある。
「柳仁君は混乱している。あなたが正しい選択をすることをわたしは願っている」
そして、最後の戦いが始まるのであった──!
【エンディング】
「椿を説得する」ルート
柳仁の前に立ちはだかる龍騎と豹牙。椿の説得には賛同してくれたが、その前に自分たちを倒していけ、ということらしい。
柳仁は、「神の銃撃」を覚える。
龍騎と豹牙を打ち倒し、2人に見送られながら柳仁は椿の元へ召喚された。
椿は、永遠に柳仁とこの世界にいたいと願う。そして、柳仁が降した決断は──
エンディング1.「椿を倒す」
どうあっても、龍騎や豹牙と元の世界に帰りたい、と伝える柳仁。椿は、自分に勝てたら元の世界に帰してくれるつもりのようだ。そして今度は、チート技を封印して──
長い戦いの末、勝利した柳仁。
椿は柳仁の願いを聞き届ける。だが、ひとつ約束して欲しい、と言った。
「私のこと、忘れないで」
柳仁は、椿を1人残し、元の世界に戻っていった──
それから何日か経ったのだろうか、3人は学校の屋上に会して次元のはざまでの日々を懐かしむ。そして、なんでもない日常に戻っていることを意に介せず、楽しげな話を続ける。
「今日は何して遊ぶ?」
その様子を、黒いローブの何者かが影から見つめていた──。
エンディング2.「椿とこの世界に残る」
柳仁は言う。椿のことも忘れられないと。だから、この世界に残りたいと。
そして、龍騎や豹牙の記憶から自分を消して欲しいと頼んだ。
了承した椿だったが、結局龍騎や豹牙の記憶から柳仁を消すことはしなかった──
かくして2人は、次元のはざまに残る。
柳仁も、次元のはざまの世界にだんだん慣れていく。
今日は、36852回目の冒険であった。
「豹牙たちと椿を倒す」ルート
エンディング3.「3人で椿を倒す」
柳仁は、3人で椿を倒すことを提案。快諾する2人。
「やっぱり、柳仁はこうでなくちゃな」
怒りに震え現れた椿。3人で椿に立ち向かい、撃退に成功する。
(その後の流れは、エンディング1と同じです)
「ж☩ΨΦθЩюл∧」ルート(低確率で現れる選択肢からはじまる、真エンド)
エンディング4.「転校生」
(途中までは、エンディング3と同じ流れです)
3人で椿を説得しに向かうことを提案した柳仁。
「やっぱ、柳仁はこうじゃなきゃな!」
意志を確かめ合う3人の前に現れた、椿は憤慨していた。
「私は柳仁君とだけいたいの!そんなイレギュラーはいらない!」
「そんなに私といられないなら…あなたたち3人を葬ってやるっ!」
襲いかかってきた椿、立ち向かう3人。
戦いの火蓋は、切って落とされた。
苦戦する椿、圧倒する3人。
そして柳仁たちが勝利を収めたが、椿は遂に激昂。
「柳仁君は私がいらないの?もしそうなら…私なんていらないっ!」
自決を試みる椿だったが!既のところで柳仁が止めに入った。
「なんで?柳仁君は、私なんていらないんじゃなかったの?」
「龍騎も豹牙も、お前も。みんな、数少ない俺の仲間だ」
「みんなで、元の世界に帰ろう」
和解した2人、それを見守る2人。
「問題解決だな」
そして、ボロボロになった地下通路に4人は集まった。ここからどうやって帰るのか、相談していた。
椿の話によると、“次元精製装置“を破壊することで元の世界に戻れるらしい。
「みんなで帰る」という意思の下、進む4人。
これまで戦ってきたモンスターたちや、次元の魔神や次元の蛇が行く手に立ち塞がる!
それらを退け、最奥部に辿り着いた4人。
待ち受けるのは、"次元精製装置"。暴走を始めた装置を壊すべく奮闘する柳仁たち!
通常攻撃が効かない相手に苦戦しつつも、やっとの思いで勝ちを見る4人。
だが、真の戦いはこれからだった──
暴走を止め、沈黙する次元精製装置。だが、再び動き始める。
どこからともなく声が聞こえてくる。ここで朽ち果てろと。
柳仁たちが誘われたのは謎の世界。黒いローブの何者かがずらりと並んだ奇妙な空間をまっすぐ進んでいく。
その先に待ち構えていたのは、神。次元の統括者を名乗る者。
孤独を力として蓄える性質を持つらしいその存在は、それ故に椿に次元精製装置を預けたという。
しかし、椿も柳仁ももう1人ではない。
「これがラストバトルだな」
「よし、いっちょやるか!」
「柳仁君、お願い!私に力を!」
「行くぞ!」
激闘の末に、神を打ち倒した4人。
だが、最後の悪あがきにより柳仁を庇って椿が負傷。
そして、柳仁を背に椿は特攻を仕掛けた。
「この世界は、私が壊す!」
爆発。
神の姿も、椿の姿も消え失せてしまった。
崩れていく次元。椿の名を叫ぶ柳仁──
それからの3人は、元の世界に帰還し平和な日々を送っていた。次元のはざまに来るまでと、何も変わらない毎日を。
そんなある日、柳仁のクラスに転校生がやってくる。転校生の少女は、柳仁もよく知る人物だった──
<おしまい>